ありがとうは言われるよりも言う方が大切
・ありがとうと言われるような人になりたい
・あの人のために役に立ってありがとうと言われたい
・自分の大切な人からありがとうと言われるために日々頑張っている
・ありがとうと言われることが生きがい
・ありがとうと言われるとうれしいので、そのための自己犠牲はいとわない
皆さんはこんな考えや行動をしていたりしませんか?
もし「ありがとうの言葉を言われたい」や「人から評価されたい」ということを過剰に思うなら、それは心の奥底に癒されていない傷がある、可能性があります。
人間関係やコミュニケーションは「ありがとうと言われる」ことで成り立つのではなく、「ありがとうを言う」ことで成り立ちます。
・「ありがとうと言われる」行為は人からの気持ちを受け取る行為
・「ありがとうを言う」行為は人に自分の気持ちを伝える行為
この2つの行為の循環がうまくいくと[コミュニケーションがスムーズ]という状態になります。
どちらが欠けてもコミュニケーションはスムーズにいかなくなってしまうのです。
そして、自分がする行為は「ありがとうと言う」行為の方が順番が先です。
コミュニケーションをうまくいかせたい時は、ありがとうと感謝されるために頑張るよりも、自分が「ありがとうを伝える」方を重視した方がはるかに効果があります。
もちろん、何でもかんでも言えばいい、という事ではないです。
「ありがとう」とは、相手の気持ちや行為を受け取りました!という意味ですが、日常生活のどんな時に「ありがとうと伝えられそう」ですか?
・人から何かしてもらった時
が多いと思いますが、そんな時に「すみません」を多用していませんか?
もう口癖で、「ありがとう」も「こんにちは」も割りと何でも「すみません」になっていることが多い方もたくさんいらっしゃると思います。
日常生活の中で「すみません」て、よく聞くなあと感じます。
もし自分が人に何かを与えたとして、相手から「すみません」と言われるよりも「ありがとう」と言われた方がうれしくありませんか?
わたしは「すみません」よりも、素直に「ありがとう」と言われた方がうれしいのですが、皆さんはいかがですか?
「すみません」は相手の気持ちや行為を受け取る言葉ではないですよね。
・相手から感謝されたくて頑張っている方は→相手がしてくれた事へのありがとうを先に伝えてみる
・「すみません」が口癖の方は→「すみません」を「ありがとう」に変換してみる
こんな風に少し視点を変えるだけで、自分の心や周りの環境が変化していくことがあります。
人はこれまでの癖ってなかなか変えられないですが、少し意識してみると気付きがあるかもしれませんよ。