ヒプノセラピー:セラピー中に見える風景
セラピー中は半分無意識、半分意識有り、のような状態です。
体は体温が上がり、ポカポカでとても気持ちが良いです。
セラピスト側も催眠状態を共有しますので、クライアント同様体がポカポカしてきます。
セラピー中のクライアントは、自ら能動的に考えたり感じたりする訳では無く、セラピストの誘導によって様々な事を感じていきます。
セラピストの誘導はこんな感じです。
*今、どんな風景の中にいますか?
*そこには何が見えますか?
*そこは暖かい場所ですか?寒い場所ですか?
*そこに誰がいますか?
*何か匂いはしますか?
*そこは心地良いですか?
こんな風にセラピストの誘導(問いかけ)によって、クライアントは催眠状態のままやり取りしていきます。
何も見えなかったり、何も感じられなくても心配はいりません。
必ずセラピストも共有していきますので、その場その場に合ったやり取りをしていきます。
クライアントが一人ぼっちで孤独になる事はありません。
そして、「見えた物」や「感じられた物や感情」は全てクライアントの真実です。
なぜならばそれは、自分自身の潜在意識からのメッセージだからです。
*これは、私(クライアント)自身が創造した物 語ではないのか?
*ただ自分の願望から作り上げた物ではないのか?
*過去に自分が見た映画やテレビを思い出しているのではないのか?
*自分の創作と無意識がゴチャゴチャに混ざっているのではないのか?
ヒプノセラピーが初めてだったりセッションの回数が浅い内は、こんな風に自分に見えた物や感じられた物に対して疑念を抱いてしまう事があるかもしれません。
しかし、自分に見えた物や感じられた物は、紛れも無く自分自身の内側(潜在意識)から出てきた物です。
セラピストから同じ誘導を受けたとしても、そこから見える物や感じられる物は一人一人みな様々です。
セラピー中に見える風景は、クライアント一人一人のオリジナルです。
そのオリジナリティこそが、そのクライアントに最適なメッセージとなるのです。
どうぞ、ご自身の潜在意識から湧き出てきたオリジナルストーリーのメッセージをしっかりと受け取ってくださいね。
ご自身の中に眠っている潜在意識が愛おしく思えるのではないでしょうか。 潜在意識は自分自身を助けてくれる、という事を実感出来るのではないでしょうか。
潜在意識はいつだって自分自身の味方です。
どなたにも潜在意識はひっそりと、しかし、しっかりと自分自身の中に根付いているのです。