本の紹介:おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる!胎内記憶ガールの日常

著者:竹内 文香

発行所:株式会社 飛鳥新社

第1刷発行:2020年7月26日

価格:900円+税

こちらの本は著者、竹内文香さんの長女・ひぃちゃんが語るお話(胎内記憶と中間生記憶)がマンガになった物です。

胎内記憶とは…母親のお腹にいた頃の自分や親、胎内など様々な出来事や様子を覚えている事。

中間生記憶とは…母親の胎内に宿る前の別の場所で過ごしていたという記憶。また、胎内に宿るまでを覚えている事。

ひぃちゃんが胎内記憶を語り始めたのは2歳4ケ月の頃からです。語り始めは「おかあさんのお腹には赤ちゃんがいるよ」という予言でした。

その後ひぃちゃんの予言は的中し、竹内さんの妊娠が判明し、更には赤ちゃんの性別まで言い当ててしまいます。この語りを皮切りにひぃちゃんは自らの胎内記憶を話し始めるのです。

・ひぃちゃんが竹内さんのお腹に入る前はどこにいたのか

・その場所では誰と一緒にいたのか

・どうやってお腹に入ってきたのか

・お腹に入る時の持ち物は何なのか

・なぜ、ひぃちゃんは竹内さんのお腹に入ってきたのか

ひぃちゃんは様々なお話を聞かせてくれます。

ひぃちゃんが語るお話はとても可愛らしく、子供らしいのですが「そうなんだ〜、なるほど〜」と妙に納得してしまう、興味津々な内容です。

そこには、決して子供の作り話とは言い切れないリアリティさがあります。

竹内さんはひぃちゃんを出産される前に流産を経験されていますが、この経緯もひぃちゃんが謎解きをしてしまいます。

なぜ、流産をしたのか、そしてその流産した赤ちゃんはその後どこに行き、更にその後どうなったのか。

これらをひぃちゃんが細かに教えてくれます。

こちらの本は2020年の発売ですが、その約1年前にこの竹内さん一家とよく似た現象が私の友人に起こっていました。

私は約2年に渡り、友人をサポートしていましたが、そこでの出来事が本当に本書と酷似しており、読み進めるたびに大変驚いたものです。

実際、竹内さんの元にも多くの読者さんから「自分の子供も胎内記憶を持っています」という報告があるそうです。

竹内さん可愛いイラストと共に、笑いあり涙ありの不思議なお話です。