感情を感じてみよう

今日一日、私達はどんな感情と共に過ごしたのだろう。

楽しかった

嬉しかった

ありがたかった

面倒だった

焦った

嫌だった

感情ってどんな時も自分にくっついている。

以前の私は感情の振り幅が広く、感動する事や嬉しい事を深く感じる事が出来るのですが、反対にダメージも深く受けやすく、なかなかそこから抜け出せない事も多々ありました。

そんな自分の感情に振り回されて疲れてしまい、一度「傷ついていないフリをして、自分の気持ちをすり替えてみよう」と考えてしばらくやってみたのですが、その結果思った事は「これはダメだ!心自体が病んでしまう!心にウソは通じないんだ!」という事でした。

そこで「自分の感情にはウソをつかないで、でもネガティブなものにもダメージを受け過ぎないようになるにはどうしたら良いのだろう…」と色々考えて過ごしてみました。

そして思った事は「どんな感情もストレートに外に出す前に一度自分自身で感じてみよう」という事。

自分の感情を観察する感じで、

あぁ、いま私は楽しいと感じているな

あぁ、いま私は嬉しいと感じているな

あぁ、いま私は悲しいと感じているな

あぁ、いま私は寂しいと感じているな

こうやって感情を外に出す前に自分自身で充分に感じていくと、自分の中で自分の感情と会話出来るという事になるのですよね。

やみくもに感情を外に投げつけるだけでは感情を出しっぱなしにしているだけで感情の使い捨てになってしまうのです。

そうでは無く、どんな感情も自分から発生している大切なモノ。

だから、その感情を通して自分自身と会話して自分と繋がっていく。

そうしていく事で冷静になれて穏やかな気持ちへと徐々に変化していく。

この作業が大切なのだなと思います。

あとは、なかなか相手に自分の気持ちを伝えられない場合にもこの手段は有効です。

相手ありきの場面になるとどうしても相手に「伝えたい、伝えなきゃ、相手に分かってほしい」と自分の気持ちが前のめりになってしまいますが、その前に「あぁ、私こんな○○な気持ちを伝えたいのだなぁ」と自分自身で感じるだけで感情が成熟していきます。

順序としては自分が自分自身の感情と繋がる事の方が先なんですよね。

どんな感情もNGは出さず、ただただ自分の感情を感じてみよう。

どんな事を思ったって自由!

そんな事を繰り返していくうちに自分の色々な顔が見えてきて、自分で自分の魅力を発見する事だって出来てきます。

ノートに書き出しても良いですよね。

感情は人間が持っているとてもステキな能力。

上手く取り扱わないと厄介なモノになってしまうけど、自分の感情と繋がって自分を理解して大切に向き合ってみよう。

自分自身への理解が出来てきたら他人への理解も深める事が出来るようになってきて、視野が広がってきます。

見えてくる世界もきっと違ったものになっていく事でしょう。